麻菜

愛の痛みの麻菜のレビュー・感想・評価

愛の痛み(2020年製作の映画)
3.5
どこにでも行ける青年期にこそ、自分はどこにも行けないと思ってしまう
わざと汚した日々は美しいと、みんな確信していた
好きなものを好きだと言い、気に入らなければ怒るのが子供だと、いつ誰に諭されたのか
大人の事情など相も変わらず子供みたいな理由で、誰にでも優しい人間がいるから傷付く人間がいるのに、まるで聖人のように扱われたり
愛によって痛みを覚え、痛みによって愛を覚える
大抵のことは水に流れたのだから
誰も結末を知ることのない、手軽い愛について
麻菜

麻菜