このレビューはネタバレを含みます
「都市伝説系ホラー」
「実際に2chに書き込まれた話を下敷きにしている」という触れ込み。
異世界に行ったことがあるはすみ(佐藤江梨子)を取材に訪れた堤(恒松 祐里)が異世界に行った規則性を発見し自ら同じ異世界に到達する。——しかしそれは異界に残した生徒を現在に呼び戻すためのはすみの企みだった——という作品。
身も蓋もない言い方をするなら恒松祐里を売り出すための作品と言える。所属事務所が相応に資金提供しているはずだ。
中堅俳優も適度にキャスティングしているし、特殊効果もそこそこ頑張っているので「観るだけ時間の無駄」というほどでもない。
ただし、この手の作品には一定の合理性は必要だ。「とにかく異界だから何が起こるかわからない」では困る。今回の異界にも何らかの規則性(ルール)をもたせる事は出来なかったのだろうか。
「都市伝説系ホラー」はもっと色々やれそうなカテゴリなので、今後を期待したい。