owlマン

きさらぎ駅のowlマンのネタバレレビュー・内容・結末

きさらぎ駅(2022年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

民俗学を学ぶ大学生の春奈さんは、一度“異世界”へ迷い込んだ事があるという女性に話を聞くために家を訪れる...

うん。Jホラー特有のじめっ~とした怖さははないのかなぁ?
“貞子”“伽耶子”と怨みを持った怨霊系や、
“犬鳴村”“牛首村”のように土着信仰や忌み地の話ではなく、“異世界に入り混んでしまう”未知数の恐怖体験としての怖さはあるのでしょうけど...怖さや緊迫感は薄いかも💦

女性から体験談を聞かされている時に、
主観(VR体験)になっているのは疑似異世界探訪で良いと思いましたが...何分荒い。

チンピラ系の人がイケメンだったので、
オラオラ系でもモテるんだろうなぁ~と内容とは別に思考が働いてしまった。


しかし、ラストはなるほどっ!って思わせてもらえました。



一体、電車にとらえられた人は“何時からいるのだろうか?”“いつ出られるのだれうか?”終着駅はあるのだろうか...?


“きさらぎ駅”とは一体なんだったんだろうか?祭り囃子や神社のような建物は、なんだったのだろうか?もしかしたら、神様(荒神)の住む場所と現世の狭間の世界じゃないだろうか(『千と千尋の神隠し』の世界みたいな)?勝手に入ってしまった人は死者の世界ではないため、さまよい続ける事になる。“神様”と“人”の住まう時間が違うために出れたら、時間が経過している。
昔から“火”を神様としてとらえている事もあったので、捕まった瞬間に燃え上がったりしたのも、そうなのかな?...等色々と考えたら楽しくなりました。
owlマン

owlマン