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きさらぎ駅のはのレビュー・感想・評価

きさらぎ駅(2022年製作の映画)
2.3
いつも乗ってる電車がいつもはない駅に到着しちゃう話。

すぐに襲われて殺されるが始まって、あー、そういうふうにしちゃったかー、って感じ。
この話の怖さのキモの部分て、知らない場所、あるはずのない場所に迷い込んで帰れないかも知れないって部分だと思うんですよね。
襲われて殺される恐怖なら異世界、異空間なんて出さなくても殺人犯一人出せば事足りるわけで。

登場人物が殺されるのってホラーの表現としては別に怖くも珍しくもなく、観客としては観る前から飽きてる演出。
日常の延長で異界に紛れ込む怖さをもっと描いて欲しかった。
とは言え大枠としては「こうしたらどうなる?」って考える余地があって悪くないと思う。

他の怪談を絡めた「手順」の部分はとても良いですね。
好奇心の先の恐怖って感じでオカルト好きの琴線にしっかり触れてる感じある。

主人公は何できさらぎ駅に行こうと思ったんだろう?

ラストの主題歌いくらなんでも音量デカすぎ。
本編の五倍くらいの爆音で一番びっくりした。
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