える

きさらぎ駅のえるのレビュー・感想・評価

きさらぎ駅(2022年製作の映画)
2.6
アマプラで観れると聞いて前から観たかったので早速観た

正直言うと最初から最後までくっそつまんねぇが押し寄せてくる。犬鳴村もそうだったけど、映像化するにあたって、「所詮素人の文章そのまま映像化したって怖くねえだろ〜、どれプロの俺達が怖くなるように演出追加しといてやんよ〜、感謝してくれよな」と言わんばかりの、蛇足も蛇足の改悪三昧で胸焼けがする。せっかくイリコと昆布で丁寧に出汁をとった上品で素朴なお蕎麦に、豚ニンニクカラメアブラ増し増しでぇ〜す!された気分。誰もそんなコールしてねぇ。余計なことすんな。
んで、でしゃばって追加した割に平成初期の天才てれびくんレベルのくっっっっっそチープなCG演出。もうお前船降りろ。

ホラー2周目を強くてニューゲームするというアイディアは悪くない。この後の展開で怪物化する予定のおじさんを先に殴り殺しといて、ドン引きする周りの登場人物に「このおじさん、アレだから!」と弁明するシーンだけめちゃくちゃおもろかった。それ以外のとこが設定を活かしきれてなくて、ジャストアイディアだったな〜惜しいな〜って感じ。というか、いっそ主人公がずっと強くてニューゲームするホラーに見せかけたコメディにして撮り直してくれ。

それから登場人物達も全員オリキャラなんだけど、脚本の都合通りに動かすために、5人の性格が全く一貫性が無いのも気になった。なろうに初投稿してるラノベ作家じゃないんだからキャラの行動方針はちゃんと設定詰めてから脚本に落とし込んでくれ。

なんか自分の周りで話題になってたほどは面白くはなかったかな〜。ちょっと期待しすぎてハードル上げちゃったせいもあるかも。
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