IRAの兵士が、人質の英国兵士を介して知ることとなった1人の女性に翻弄されていく様子を描いたトリッキーな恋愛映画。
2022年237本目。久しぶりに2度目の鑑賞。
3.6→3.7
この年のアカデミー賞脚本賞というのはいまだに信じられない部分はありますが、そのくらい革新的でトリッキーな展開を見せます。最初と最後では全く違う映画になっているのに、ちゃんと話は繋がっていて、その緻密な転換に感服します。題材としてもニール・ジョーダン監督の特徴が詰め込まれていて、やはり代表作だと思います。
カエルとサソリの寓話が印象的に使われていますし、エンドロールでの「When A Man Loves A Woman」は、この作品の展開を踏まえるとかなり味わい深く胸を打ちます。センスがいい。