2022年121作目(劇場42作目)
底知れぬ愛を感じるドキュメンタリー。
録音されたオードリーの声を中心に、
オードリー自身の言葉で編まれた物語。
計り知れない悲しみを抱えながらも、
なぜ、オードリーはとても素朴で
とても美しい心を保っていられるのか?
彼女の痛みを愛に変換し続けた人生と、
その限りない優しさに思わず感動しました。
試写だったので上映後にトークがあり、
オードリーと親交のあった加藤タキさんが
色々な話をしてくださいました。
本作で感じるオードリー・ヘプバーンの
性格を裏付けるような加藤タキさんの
エピソードはどれも素敵で心地よく、
ずっと聞いていたかったです。
本作の唯一の不満は、間に時々流れる
あまり似ていないバレリーナの登場。
何度も出てきてはウロウロと踊り、
何の意図なのか分からずシラケます。
それでもかなりステキな作品でした。