YohTabata田幡庸

オードリー・ヘプバーンのYohTabata田幡庸のレビュー・感想・評価

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)
4.5
アタシが映画を見始めた初期、チャールズ・チャップリン、アルフレッド・ヒッチコックと並んで観た作品の多くは彼女の作品だった。初めて映画俳優、ファッション、スター等のキラキラしたショービジネスの世界を認識したのも彼女からだった様に思う。
そんな、アタシにとってはスクリーン上の大スターだった彼女を、スクリーン以外で観るのは初めて。彼女の私生活を全くと言って良い程知らなかった為「こんな人だったんだ」と言う驚きが大きかった。
スクリーンの中の笑顔が可愛い、スタイルの良い、お洒落な彼女とは裏腹に苦労続きな私生活を見る罪悪感。と言うのも烏滸がましい彼女の強さ。幸せな最期を迎え、過去の自分を癒し解放するラストが良かった。
と言うのもひとつのお話な様な気がする。物凄いメタ的な、手の込んだ映画な様な。そう言う意味で、彼女は永遠にスクリーン上の大スターなのだと改めて実感した。
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