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マイ・ブロークン・マリコのさのレビュー・感想・評価

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)
4.0
原作大好きで実写化が決まった時から楽しみにしてた分期待が大きかったけど大満足!
ぐっちゃぐちゃでドロドロの共依存は健康にいいですね

ポスタービジュはあまりにも“完璧”だったけど、序盤は永野芽郁ちゃんの抑えきれない生来の品の良さが溢れ出てしまって、汚い言葉を使う育ちの悪い人という役に違和感がありすぎて若干のミスキャスト感は否めなかったが、後半は慣れと演技力によってカバーできていた気がする

菜緒ちゃんのマリコは完璧
マリコとかいうドロドロでぐっちゃぐちゃで可哀想でかわいい女を常に3キロ先の虚空を見つめる演技で演じきっていて最高だった……もうこれ菜緒ちゃんしか無理でしょというほど完璧

1巻未満の作品を1本の尺のするためにマリコのかわいそうエピが増えててめっちゃ嫌だった…嫌だったけどその分もう死ぬしかないよねという説得感は増していたように思う
めっちゃ嫌だな…

あとマキオとの絡みが増えてて、これがすごく良かった!
シイちゃんだけでは出せない答えを遠すぎず近すぎず“他人”としての距離感を保ちつつ導いてくれて、彼がこのお話の結論を導いてくれていて話が締まってたというくらい!

個人的に漫画で好きだった「街灯横から俯瞰の途方に暮れてるシイちゃん」と「夜行バス内で中学生マリコを抱きしめ眠るシイちゃん」のコマを印象的に映像化してくれてて感謝…!
「花火で実家に火つけちゃおっかな」のマリコもあればパーフェクトだったかな

セッタを吸う永野芽郁ちゃん最高〜!

2022年劇場鑑賞:52作目
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