けん

マイ・ブロークン・マリコのけんのレビュー・感想・評価

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)
-
特別仲の良かった人達であれば、なんかしら心に残るし、時間が経てば経つほどその人の事を美化したり、嫌なことを忘れたりするのはそうだろう。美化したり、嫌な事を忘れたくないのは、本当に自身にとって特別で長く同じ時間を共有したかったんだろうなって思った。どうか、トモヨの中で生き残って欲しいな。
一段落してから昼飯を食べている時に流れていたニュースでも同じようにトモヨと似た感情になっている人がいる。でも、トモヨからしたら聞こえてくる音でしかない。
wacciの東京を思い出した。
''どこかで出会ってもう忘れた人達へ
僕が消えたらどんな気持ちになりますか
驚いて 頷いて、数分後には元通り
悲しいけれど 僕も同じです''
このサビを思い出した。
どこかで出会ったかもしれないがやはり、そうなんだ、そして自分もそうなんだと思った。名前が読まれた人と特に仲のいいと人だけが悲しみに包まれたりする。周りの人は数秒後には元通り。そんな世界だし、自分もそう。クソ上司は本当に1秒後は元通りでまあ、こんなもんだよって思った。せめて自分の周りぐらいは、少しぐらいは考える余裕のある人達だといいなと。それはめっちゃ贅沢だな。
けん

けん