このレビューはネタバレを含みます
2023年/12本目
親友が自殺した。
虐待していた父親から遺骨を奪い2人で旅に出たトモヨ。彼女からの手紙を読み返しながらマリコとの事を思い出しやり場のない感情を持て余す。
自殺を選んだ事実をどうにか受け入れようと思い出を噛み砕いて噛み砕いて飲み込もうとするが消化不良を起こし溢れ出す感情。それでも少しずつ飲み込んだものは消える事なくシコリとなって残るだろう。
残された人はきっと一生思うのだろう。
もしあの時‥
もし‥
もし‥
こんな答えのない自問自答を繰り返すのだろう。
それでも生きてる人の時間は流れるわけで、世界からしたら何も変わらないわけで。