奈緒がすごい。
「あなたがしてくれなくても」で知って、たまたまこの映画を見て奈緒じゃん！ってなったんだけど、泣く時にぐちゃって顔が歪んでいくところとか、目が真っ黒なところとか、すごいの。
あと中学時代の2人を演じた子たちもとても良かった。
シイノがやれやれ…って感じでマリコと一緒にいる空気とか、ちょっとうざいけどかわいいマリコとかリアルだな。
一方永野芽郁がミスキャストではないかなと思った。
「ガラが悪くて態度の悪い限界OLのコスプレ」って見えちゃう瞬間がある。
声が高くて鼻にかかった感じだからボソボソ喋ってる時はまだいいけど、声を張るとどうしてもキャンキャンしてしまって、小学生の時のシイノともあんまり繋がらない。
そこがノイズになってあんまり話にのめり込めなかった。
あとブラックで働くやさぐれ限界OLはあんなに眉毛も髪色も綺麗じゃない。
川に入って野宿したらあんなに綺麗なままじゃない…。
あと、窪田正孝が都合が良すぎてなあ。
どういう役割なんだろう？
優しくしてくれる人にこんなに何回もたまたま会うのかあ、っていうところが少女漫画的ファンタジー。
うーーん…。
・鬼畜の所業で娘を殺したのに涙を流す父親の心情が気になりすぎた。シイノが包丁突きつけて啖呵きるところもとても良かった。
・ラストの「ダチに死なれて止めることもできない気持ちを味わいやがれ！」っていう言葉にもぐっときた。
