HAYATO

マイ・ブロークン・マリコのHAYATOのレビュー・感想・評価

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)
3.4
2023年383本目
突然親友が亡くなったことを知った主人公が、家族から親友の遺骨を奪い取り、親友と共に旅に出るお話
自分は今までこれほど近しい人を失ったことがないけど、いつかは経験することなんだろうと考えると、本当に悲しくなる。
回想での幼き日のマリコがめちゃめちゃ可愛いくて、それ故に児童虐待のシーンははらわた煮えくりかえる。
主人公の姿を見ていると、失ってから気づく親友への想いってたくさんあるんだろうなと思った。
お互いがお互いを必要としていたはずなのに取り残されてしまったやるせない気持ちが、自分をますます不安定にしてしまう様子が辛い。
これまでのイメージにない役柄を熱演し、新たな一面を見せてくれた永野芽郁さんがとても良かった。
ステレオタイプなキャラクター描写や編集が若干荒い箇所があったのが残念だったけど、残された者がどう向き合い、どう立ち直っていくのかについて、深く考えさせられる作品だった。
HAYATO

HAYATO