このレビューはネタバレを含みます
マリコの父親が遺影の前で座っていたのもある意味依存なのではと感じた。自分のために尽くし自分の欲求を満たしてくれるマリコという存在
それを向けられてきたマリコが他人との関係を上手く築けるわけもなく、自分のために尽くし必要な時に必要な分の欲求を満たしてくれるシイちゃん。自分を頼ってくれるマリコの存在に依存しているシイちゃん。
2人を取り巻く環境は良いとは言えずそれぞれに問題を抱えた2人がお互いの傷を埋めようとしながら関わっていく不器用で異様な、それでいて純粋な友情
マリコが自殺した理由も追い込まれたというより魔が差してふと飛び降りたのではとも感じた。最後の手紙もきっと遺書というより、いつも通り手紙に書くほどでもないような内容だったのかも
