このレビューはネタバレを含みます
マリコの若干ズレてる感じ、そこが家庭環境の複雑さが生まれていた。
お互いに依存し合ってる関係でいる。
恋人ができたら死ぬ。なんて勝手なんだ、そう思いました。でも、マリコにとっては本当に大切にして欲しい人、本当に好きな人はシイノしか居ないんだろうな。
親友に恋人ができたら、ちょっと寂しく感じるかも。自分に構ってもらえないんじゃ無いかなって、相手してもらえないんじゃ無いかなって、死ぬまでは行かないけど少し気持ちがわかった気がしました。
マリコは純粋にシイノのことが好きなんだろう。
シイノも純粋に好きなんだ。だからなんでもするし、マリコに怒る。壊れている自覚があるマリコにシイノという存在がいるから生きている。そんな子を見捨てられるわけないよ。
そんな友達が死んだ。薄れていく記憶、悲しみ、儚さ、いろんなものが相まって感情が爆発してるように見えました。
終盤あたりから恩をテーマにしてるのかなとも見える。
解り合ってるからこその2人の関係ですね。
最後の「彼氏ができると連絡よこさない」ここが1番好きでした。
最後の手紙には何が書いてあったんだろう。
「シィちゃんへ」あっちで待ってるね、とかあの世でもよろしくね、みたいな最後の最後までピュアな手紙な気がしました。
シイノもシイノで色々ぶっ飛んでるぞ、、。
シイノの口調に現実味のなさがあり違和感が生まれてしまってた。仕方ない、のかな…?