RandB

お茶の間トランスフォーメーションのRandBのレビュー・感想・評価

1.1
レンタル落ちDVDショップから300円で購入。

遥か太古の昔、銀河系宇宙空間に巨大なエネルギー体が発生し、テクノロジーの進歩により、惑星をおおっていた。
そして地球のお茶の間にもそれは存在していた...。
(DVDパッケージより、そのまま引用)

「映画とは何か...。」
名前から分かる通り、『トランスフォーマー』のパロディなのですが、面白くもなければオチもない。
そういう意味では「奇跡の映画」と言えるかもしれません。

本作の公開当時、洋画紹介番組や映画雑誌の広告で見るたび、「誰がこんなん買うんや」と思っていましたが、十数年の時を経て、まさか自分が買うことになるとは...。
そして、見終わった今になって「何でこんなん買ったんや」と後悔しています。笑

というわけで、ここからは少しでも本作を見て時間を無駄にする被害者が増えないよう、本編の説明を...。

オムニバスである本作は、森本レオさんの説明で始まる「世にも奇妙な物語」形式。しかし、その語りに意味など全くなく、天動説、地動説、地球温暖化、恐竜の誕生などなど、語られる全てのテーマが本編とは何ら関係がありません。
(おまけに身近なトランスフォーマーが登場するオムニバスパートは、特にオチがないまま、画面上に現れる襖が閉まり、次の作品へと変わるクズ仕様。)

さらにはDVDに収録されているメイキングと製作発表記者会見が、これまたヒドイ。
出演の川村ゆきえさんに迫ったメイキングでは、製作陣が演技に納得のいっていない彼女にお構い無しで撮影を続行して終了させるし、記者会見に登場するス○ルバーグのそっくりさんは完全に出オチネタだし、特典に至るまでとにかくどスベリしています。

なので、本作の称賛できる点は、ただひとつ。
「これを観た後だと全ての映画が面白くなる」ことですね...。

<<エログロおバカメーター>>
エロ ☆×2.5
グロ ☆×0.0
バカ ☆×5.0

・エロポイント
携帯型トランスフォーマーが女性の着替えを盗撮しようとするシーンがありますが、特にオチはありません。
ちなみに特典映像に収録されている「大人のトランスフォーメーション」は、ど下ネタですが、本編より面白いです。

・おバカポイント
何がおバカって、終盤、やっと盛り上がってきたところで襖を閉めちゃうことですね。
一体、製作陣は「秘すれば花」とでも思っているのか、あ、単純に予算が足りなかったのか...。
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