現在、Filmarks評価4.4という超高評価を見て全くノーマークだった今作を超期待して鑑賞しました。
4.4なんて「トップガン マーヴェリック」や「マッドマックス 怒りのデスロード」の公開初期並みです。
いやー、自らの映画アンテナの低さを嘆くばかりです。
……え？……いや、コレ……
僕が観た映画とみんなが観た映画違うんじゃ……
内容としては世界でもあまり例を見ないと言うか邦画でしか見ないオッサン達が高校生を演じる学園ヤンキー物でアドリブめいたショートコントを連続させるタイプの作品です。
最後までマジで福田雄一監督作品だと思っていました。
調べたら今作は俺的昨年度ワースト映画「バイオレンスアクション」の瑠東東一郎監督作品かー。
でも今作を観ると個人的に毛嫌いしている福田雄一監督作品における佐藤二郎とムロツヨシのアドリブっぽいやりとりって実はメッチャ優れていたんではないかと思ってしまいました。
それぐらい笑いの部分が酷い。
ショートコントの連続と言いましたがコレをコントというとコントに失礼な気もします。
演者自身が思わず半笑いで演じる福田雄一メソッドの系統の作品ですが、演者陣の滑舌や間が悪すぎて笑える以前に何を言っているかわからない部分が多かったです。
お笑い芸人もいるのに1番発声と間が良くて笑えるのが吉岡里帆というのはどういうことなんでしょう。
吉岡里帆は良かったです。
あと笑いのセンスというか下ネタやビジュアルいじりも含めてめちゃ古い感じがありましたね。
アクション面は面白い振り付けもあり中々楽しめる部分もありました。
途中唐突に出てきた間宮祥太朗は何かのファンサービス的な物なのか続編への引きなのかはわかりませんでした。
レビュアー評価が4.4ということなのでおそらく僕が読み取れていない文脈やテーマがあるんだろうと思うのですが、ナメてた映画が面白かったという最高の映画体験の真反対の経験をしてしまい上映後舌打ちをしてしまいました。
