映画そのものについての自己言及、昨今流行りの映画についての映画、ということにはなるのだろうけど、文化全体としての映画としてではなく、あくまで表象としての映画もしくは物語を語る装置としての映画についてのみ語っているところが類作との違いか。
ただ、その語り口があまりに個人的なので、こんなヘンテコな映画で映画そのものについて語られても、という気持ちになるのはご愛嬌か。笑
退屈の域にほぼほぼ両足突っ込みながら、ミニマルテクノのように反復の中のわずかな差異で最大限の熱量を産む円熟の技で、悔しいことにうたた寝すら許されない。
終わり方めっちゃカッコよすぎて痺れた。