食欲と性欲をかけた映画で、なかなか斬新な怪作。新しい可能性を感じましたので、出来ればシリーズ化してほしい。
料理を作るだけ・食べるだけなのに性を感じさせるアイデアは秀逸で、先が読めないスリラー展開もお見事。ホラー的な雰囲気も大好きですね。
映画は3つのエピソードから構成されてますが、全てに出演してるのが栗田という怪しさ満点の中年。
この栗田がホントハマり役。狂言師となり作品を引っ張っていきます。
官能小説的なセリフ回しとねちっこさに、観てる側も侵食されてる気分に。
なぜか匂いや味が漂ってくる…4DXじゃないのに…
シチュエーション的な演出も上手かったですね。野郎ばかりのカウンターで、若い女性が油ぎとぎとの二郎系ラーメンを食べてるシーンはなぜか背徳感も💦
粘り・匂い・汗・油…なかなかに胃もたれしそうですが、観終わるとなぜかスッキリ!この映画は人間の解放もテーマにしております。
着地点も上手すぎて大満足でした!
※以前も書きましたが、さとうほなみはラブシーンの女王になれるかもしれない…