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Sexual Driveの缶バッジのレビュー・感想・評価

Sexual Drive(2021年製作の映画)
2.2
vol.1「納豆」だけならスコアは3.2ぐらいだったのが、後に続くにつけどんどん低下して…。

※追記 ちょっと調べてみたら「納豆」は2018年に単体で撮り下ろしたもので、残り2本は後から撮り足した“後付け”のオムニバスらしいので、クォリティに差があるのも納得。

橋本マナミはこのテの上手いし“はまり役”だと思う。檀蜜の下位互換とか言われたこともあった彼女だけど、むしろ下位互換ならではの下世話な感じが◎。
納豆食べてる口もとをアップしたものを演技と呼んでいいものかどうか議論を呼びそうではあるものの、「欲しいんでしょ?」というアレはやっぱり彼女ならではと思うワケで。

さとうほなみの目がとても綺麗だとは思ったし、麻婆豆腐を作ってる最中のちょっと火照って汗ばんだ感じの表情は悪くはなかったけど、いかんせん作り手の“あざとさ”が透けて見えてね。あと、彼女って「演技もできるタレント」であって、やっぱり「女優」ではないよなぁと。ま、それを言い出したら橋本マナミはどうやねん、となるからめんどくさいんだけど。

「どうです、(脱がせなくても)エロいでしょ?」って、感想を無理強いしてるようなグイグイくる作り方でも喜べるのは多感な青少年ぐらいのもんよ。
食とエロスの連想なんてそもそも陳腐な取り合わせだし、もうちょっと工夫がないとね。

通しで登場する「栗田」はただ甘栗持って登場する黒服中年でなく、例えば3篇ともに脳梗塞を患った左半身麻痺の栗田だったとしたら、もうちょっと違う仕上がりになったように思えるだけに残念。

ところで橋本マナミの旦那役、なんで自宅に“招かざる客”を迎えるのにわざわざジャケット着て待ってたんだろ?
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