きょん

ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュのきょんのレビュー・感想・評価

3.5
少しコメディタッチな、そしてシリアスな題材のお話でした。実話が基のドイツ作品。

トルコからの移民クルナス家。長男ムラートがイスラム教を極めにパキスタンへ。そこでタリバンの嫌疑を受け、捕まる。その後、パキスタンの刑務所からキューバのグアンタナモのアメリカ軍が管理する収容所に拘束される。弁護士のドッケを頼り、母ラビエ(メルテム・カプタン)が奮闘する。

ラビエはドッケと共に戦う。当時の大統領ジョージ・ブッシュをも訴える。なのでアメリカまで行く。息子のことを考えるとじっとしていられないラビエ。1人で警察に乗り込んだり、トルコに行き政府に掛け合う。

ラビエはコーラが好き。弁護士事務所であったある出来事。その後のくだりもいい。そしてドッケはラビエのことが好き?それぞれ結婚してますが。

9.11が起きてから、実際グアンタナモではいろいろなことが起きている。映画でも「モーリタニアン 黒塗りの記憶」でも観ている。こちらも実話が基。濡れ衣からの拷問は恐ろしい。そして酷すぎる。世界から紛争や戦争が終わる日は来るのだろうか。
きょん

きょん