LaserCats

苦い涙のLaserCatsのレビュー・感想・評価

苦い涙(2022年製作の映画)
3.6
誰かを愛することに依存しているのか。
ダグラス・サークっぽさを感じたのは、未見のファスビンダーのオリジナルがそうらしい。そして映画的というよりは舞台っぽい感じもした。
それでもオゾン版はオリジナルより軽快とのことだが、アルモドバルだったらもっと登場人物たちがチャーミングに見えるんじゃないかななどと考えたりもした。
主演のドゥニ・メノーシェは「ジュリアン」の印象が強烈だったけど、この作品で演技の幅の広さを知り、いい俳優さんなのだなと感心した。
「できる!」のシーンは悲壮でありつつ笑えるという記憶に残る場面だった。
あと、カールの存在がかなり気になってずっと目で追ってしまった。
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