ぐり

苦い涙のぐりのレビュー・感想・評価

苦い涙(2022年製作の映画)
2.9
映画の大部分が1つの部屋中だけで物語が進んでいく。
説明が少なく、その時の感情の揺れ動きが強く描かれる。

感情が生々しい。

損得とか合理ではなく、その瞬間の自身の感情と対峙するカントに感動した。

人間とは、本当に愚かで。だからこそ美しい。
そんな映画だった。

美しいものに惹かれるのは、人間の本能なのではないだろうか。
そこには、倫理も合理もない。
ただ、感動があるだけ。
それで良いし、それが良い。
ぐり

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