シズカ

午前4時にパリの夜は明けるのシズカのレビュー・感想・評価

4.1
『午前4時にパリの夜は開ける』


 映画館で鑑賞。この監督さんは名前聞いたことあるぐらいで、鑑賞するのは今作が初めて。アクション映画見すぎて唐突におフランスの気分になる時あるよね。そんなことないか私だけか…ともかく歴史も知識も知らないフランス映画初心者が鑑賞してきた。

 変に着飾らず静かで日常を美しく映すフランス映画は、私好みの作品がかなり多く結構気になってるジャンル。中身スカスカな代わりに映像が綺麗な印象だが、映像もつまらないと本当に長く感じる。そこだけ苦手だが、基本的には台詞が多くなくても観れるタイプの人間。今作はしっかり美しく、交わす言葉数こそ少ないが、空気感や雰囲気を楽しめる良い映像体験だった。

 ただちょっと脱ぎすぎ感も否めない。無意味な濡れ場が大嫌いなので、なにか意図があったと思いたいが…まぁフランスだしないだろう。
 
 鑑賞後はいつも歩いている帰り道も少し美しく見え、映画を通して小さな日常の変化を感じられた。
シズカ

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