nana

午前4時にパリの夜は明けるのnanaのレビュー・感想・評価

5.0
主人公エリザベートが離婚してからの数年間が描かれる。人と人の親密な交流と1980年代のパリを味わうことができる作品。

物語で一番印象に残ったのはエリザベートとタルラの関係。やりすぎかしらと気にしながらも他者へ手を差し伸べる姿からは強さを感じた。自分よりも未熟な存在に立ち向かう彼女はとっても大人な女性に見えた。

それと、元夫が買ったというエリザベートのマンションがかなり素敵。窓が大きくて、近隣のマンションの明かりが見渡せる。そこでエリザベートはタバコを吸ったり、独り泣いたり、励まされたり、、

音も良かった。特にタルラの声が透き通っていて綺麗だった。
nana

nana