ガルベス

午前4時にパリの夜は明けるのガルベスのレビュー・感想・評価

3.8
シングルマザーとして年頃の姉弟を育てながら、ファンだったラジオ番組のスタッフとして携わるようになり、リスナーの悩みや生活習慣に寄り添い歳月を重ねていく主人公の物語。

先行きの不透明さから主人公は戸惑い、悩み続けるのだが、子供達に対する思いは不器用ながらも真摯で、それでいながら自身の幸福を追求しようという姿勢を保ち続ける様が人間臭くて好感。
パーソナリティに悩みを吐露するリスナー達の市政のイメージと重なって、どこにでもいる人物のありのままの姿を賛美するかのような味わい深き良作。
ガルベス

ガルベス