まめちち

MEG ザ・モンスターズ2のまめちちのレビュー・感想・評価

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)
5.0
脳内の「観たことある映画」のデータベースのフォルダ分けが全然なっておらずストーリーの根本があやふやなことが多いので、シリーズものについては一応劇場に行く前までにせめて前作だけは観ていきたいなと思ってはいるまめちちです、コンバニワ。
ただMEGについては、「…うん、まあ、いっか。」ということで、予習は記憶のみで行ってまいりましたよ「MEG ザ・モンスターズ2」!


◇ひとこと感想

ジョナスことジェイソン・ステイサムのことはメガロドンが相手をしないとならないから(逆)、パーティの面々がサメ以外の要素でパニックにならなきゃならない、というサメ映画的にはなかなかに斬新な構成に思わず膝を打ちましたが、同時多発的にとんでもないことが起こり続けるもんだから、腸ねん転起こすかと思うほど笑いました最高かよ。めっちゃオンモシロかった!!

以下、ネタバレを含むよ。


◇ネタバレ含むフタコト感想

副鼻腔から空気を抜くことで水深7000mの素潜りを1分間成功さたジョナスさんでしたが、「だって水圧が怖くて魚が潜水服を着ますか?」みたいなセリフに「そうかなるほどな…!」と思わされつつ、モンゴルマンの猫じゃらし理論を聞かされて納得していた小学生の頃の自分をちょっと思い出してました…。まめちちは純粋なので信じますよ…。民明書房のことも信じてます…。

あと前作の「サメ一文字斬り」に続き、まさかの今ラストにはついに勇者パースのジェイソン・ステイサムを拝むことになるとは夢にも思わず、思わず座席から立ち上がって絶叫しかけました。いい絵だった。かっこよすぎる。


いつのまにか物語から退場させられてしまったママに代わり追加された、ママの兄弟でメイインの伯父という立ち位置で登場した新たなおじさん要員ジウミンさん、冒頭からMEGのハイチを飼いならす様子で黒幕ムーブを見せつけたものの、結局そんなこともなくイイモンおじさんでしたネ。まあなによりも見事なフラグブレイカーで、後半に進むにつれてどんどんただの面白おじさんになっていく展開はだいぶ面白かった。

悪役のモンテス、素晴らしかった。ジョナスとの因縁とか、ジェスのこと結構好きだったんだなとか、多くを語らないものの、行動と言動で見え隠れするバックボーンが最高でした。なにより深海7000mから浮きで登ってくるあたり、お前さんもまあまあ人間じゃなくて笑いました。


あとヒラリーさんはタワマンの自分の部屋(っぽいところ)でおとなしくワイン飲み続けてればよかったのに、なんでわざわざ現場に出張ってきてしまったのか。そして彼女はなんで一人しかいないパイロットに「ちょっと見てきて!」と命令したのか。そして命令されたヘリのパイロットはなぜわざわざエンジンを切ってトカゲ見に行ったのか。あの辺り小一時間問い詰めたいシーンでしたね。機関銃ぶっぱなしながらトカゲに引きずられるシーンはなかなか名演でした。


マックはすっかり面白おじさんになってしまって…。扉を開けて催涙スプレーを撒く→一旦閉じる→煙が引いたところで再度扉を開けてスタンガンを当てる、の流れで、初手から「目がぁっ!?」ってなったあたりは申し訳ないが声が出ました。おもしろすぎんだろ。

DJが体を鍛えサバイバル能力をあげていたこととか、リガスがハッチを閉めるよう怒鳴るもジョナスが絶対閉じない意思を貫くところとか、ゴムボートの思い出を語らないところとか、ちゃんと前作の要素をふんわり内包させながら、知ってても知らなくても楽しませるちょうどいい塩梅になっているところもよくできてるなと思いました。個人的には今回も3回ほど「ピピーンッ!!」となれたあたりもすごくよかったと思いました。


さあ、こうなると「3」はだいぶ難しい事になってきましたね。ハイチに子供が~的なフリはありましたが、どーなることやら。楽しみだわ。やるかどうかは知らないですが、やったら絶対見ます。期待。

細かい感想や後日追記した内容などは自サイトに。
http://driedtext.typhoonikka.com/?p=12238
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