ハル

MEG ザ・モンスターズ2のハルのレビュー・感想・評価

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)
3.8
TOHOシネマズ六本木ヒルズのレイトショーに出向いたけど、それなりに埋まっていた。
前作を見ていないため、話わかるかな?と不安な部分もあったが、問題なし。

とはいえ、鑑賞前のざっくりした印象としてはサメとステイサムがひたすらバトルを行うタイプの作品だったので、それは違った。
前半は『海のジュラシックパーク』後半は『ジュラシックパーク』&“ステイサムと巨大ザメの1on1“。
イメージどおりなのは最後だけだね。
取り残された海底からの脱出→大規模戦闘に繋がっていくシンプルでわかりやすい作り。

登場人物それぞれの関係性は詳細に掴めていないが、Part2からでもアバウトに把握できる。
そうすれば後はド派手すぎるアクションの連続に拍手喝采。
「空気を鼻から抜く事で、高深圧の中でも30秒は耐えられる!」という、極論の後押しのもと、深海の中を生身で泳ぐ怪物。
テイラー(ジェイソン・ステイサム)の意志の力が強すぎて笑ってしまう。
常人なら即死だ(笑)
ラストも「任せろ!」と一言残し、槍爆弾をいくつかもってウォーターバイクでサメをぶっ飛ばしに行くテイラー。
デルタフォースやSEALDsのトップでも無理だろ…無敵すぎる。
こんな形で強度高めの戦闘シーンや身体能力を活かした立ち回りがウリの一作。

ちなみにチームのメンバーは陽気で憎めない感じの面々。
ただ、仲間が何人か死んでるのに「ハハハ、俺たちやりきったな。後は旨い酒でも飲もうぜ」な雰囲気になるのは何かが違う…

何も考えず、目の前で巻き起こるスペクタルを見つめればOKな作品。
ここまでエンタメに特化してやりきってくれると、話の整合性やリアリティは無視して楽しめるし、大半の層が満足できると思う。
劇場鑑賞しないと魅力が半減しちゃうので、公開中に間に合うならばお勧めできる一本!
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