るるびっち

MEG ザ・モンスターズ2のるるびっちのレビュー・感想・評価

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)
3.0
どんどん巨大化するサメ。
地球を飲み込むほどのサメが、宇宙から来てもおかしくない。
鼻から空気を抜きさえすれば、深海1万Mでも水圧はへっちゃらと言い張ったハゲなら、宇宙服なしでも活躍するだろう。

14歳の娘に、ひたすら良い格好したい親父が頑張る映画。
現実にはキモい汚い近寄るなと、中学生の娘に唾棄される父親たち。
だからこそ映画の中で、娘に尊敬され愛され頼られ助けてと抱きつかれるマッチョな父親像を夢見ているのだろう。
だからこそ男性ホルモン増強ツルツルマッチョが大活躍するのだろう。
現実には女性にも娘にも相手されない親父たちが、無駄な男性ホルモンを正当化するために巨大サメをぶっ殺す映画なのだ。

悲しいけどこれが親父の現実なのよね。
『バービー』が現実社会に行って目覚めたように、早くハゲ親父たちも現実社会に目覚めなければ・・・巨大サメはいないし、娘に尊敬されることもないってね。
でもそれは寂しい、耐えられない。
親父たちは、体はマッチョで水圧に耐えられてもメンタルは軟弱なのだ。
だからこそシリーズは延々と続き、サメもどんどん巨大化するのだろう。
今にスペース・シャークはきっと来る。
それほど男たちの頭皮、いや妄想は大きく、現実は手強いのである。
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