アメリカ的アイドル映画?
日本でもアイドルが血まみれになってわちゃわちゃするB級映画は結構見受けられるけれど、こちらもどうしてなかなかのスプラッタっぷりで楽しめる。
フーファイターズは初期の3枚しか知らなくて、すっかりベテランになっていた。
ニルヴァーナのメジャー以降のドラムを叩いたデイヴグロールがカートコバーン亡き後に結成したバンドで、かれこれ30年近くになるんだなあ。ニルヴァーナなんて実質4年くらいなのに。
昨年、ロックの殿堂入りして、ポールマッカートニーと共にgetbackを演奏しているよ。
https://youtu.be/vz2V0LurGB0
なのでもう50代、というすっかりおじさん達が大はしゃぎでホラー映画に出演、しかもほぼそのままのグランジバンドで、もうロートルで売れてないという設定が面白い。
劇中でも同じくバンドのフロントマンを務めるデイヴは、新曲を作ろうにも思いついた曲は他のメンバーに「それは昔のなんとかいう曲のリフだ」と言われてしまう始末。
そんな中、ニューアルバムのレコーディングに訪れたスタジオが、昔ここを使っていたバンドのメンバーが揉めて殺人事件を起こしたという曰く付きの場所。
はい、もうお膳立ては出来ましたね。
そのバンドの呪いとやらにかけられて、メンバーが次々と惨殺されていく。
予告にもある通り、顔をバーベキューコンロで焼かれたり、セックル中に男女もろともチェーンソーの餌食になったりとか、血飛沫の量も大満足な(っていうほど普段見ないけどね)ホラーに仕上がっている。
人が殺されていくのを観て何が楽しいの?カニバリズム何それ美味しいの?と、いう人は何一つ見るべきところは無いのでフーファイのファン以外は見なくて良し、逆にコメディ仕立ての笑えるホラーが好きならば、フーファイ知らなくても普通に楽しめる。ロックとホラーの相性◎
とはいえ、これを良作と言って良いのかはボクにはわからない。りょーこさんのようなホラー通な方ならツボがわかるのかも〜。スコアも迷った挙句w
本作にも出演しているドラマーのテイラーホーキンスが、公開後の今年3月にドラッグで亡くなっている。
ドラマーらしくシンバルがバァーンて飛んできて…あとは想像通り、な殺され方をするんだけれど、さすがにちょっと笑えなかった😰😰😰