ちろる

イン・ビトゥイーンのちろるのレビュー・感想・評価

イン・ビトゥイーン(2022年製作の映画)
3.6
幼いころから里親を転々としてきたテッサは、隣町に住むスカイラーと惹かれ合うようになるが、交通事故によってスカイラーが帰らぬ人となってしまう。失意の日々を送るテッサだったが、彼女の周りでスカイラーの存在を思わせる不思議な出来事が起こり始める。

これはハリウッドお得意のゴースト系ラブストーリー。

大切な人が突然亡くなった時、あなたはどうやって乗り越える?
なぜか死んでもなお近くにいるのがわかったらどんなに素敵だろうか。
喪失からの救済。
少しだけの時間でもいい、もう一度だけ愛し合いたいと強く願う若い2人の気持ちが痛いくらいに伝わった。

ものすごい切ないお話だけど、ここまでファンタジックだと悲しすぎないからいい。

テッサの気持ちが変化するたびに変わる色合いが美しくてすんなりと物語の世界に引き込まれた。

ジョーイ・キングの神秘的な瞳がとても印象的で、うっとりとしていつまでも見ていられる。
やっぱかっこいいわぁ
こんな彼と映画館で出会う、なんて素晴らしいシチュエーションなのだろう。
もっとラブラブな2人のシーンを見ていたかった。
こんな残酷なかたちで引き裂かれるなんて辛すぎる。

テッサは果たして本当に乗り越えて再生できたのだろうか?
私だったらこの選択をできるのだろうか?

色々考えてしまった。
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