老人を撥ねた男2人と、撥ねられた老人の一夜の交流。
泥沼の展開になるかと思いきや…。
「強い男」というよりも、異国で逞しく生きる人なのかな。
普通に考えたらひき逃げなんて絶対あかん。
でも恐らく老人にとっても、警察に厄介になるよりも得なのかも。
もしかすると人種差別やらで警察に良い思い出が無かったりしたのかな。
男2人も、「轢いてしまった爺さん」から、「そこで生活する1人の人間」という認識になったんじゃないか。
ショートフィルムだからこそ、その背景まで想像させる作品だった。
かの伊藤健太郎も、ひき逃げを選ぶんじゃなくて相手を人間として扱って真摯に対応していれば落ちぶれずに済んだかもしれない。