見えるもの、その先に　ヒルマ・アフ・クリントの世界のzumitarouのレビュー・感想・評価

男性によって作られてきた「歴史」から女性が無かったことにされるという、典型のような事例だった。女性画家は描けるモチーフも制限されていたような時代にここまで先鋭的な作品を描いていたのはすごいことだと思う。
また、インタビューに答えている専門家たちが特に終盤の方で熱がこもっていたが、女性が美術史から排除されているというのはヒルマの時代の話だけではなく、現代にも続いていることなのだと思った。