のっち

見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界ののっちのレビュー・感想・評価

4.0
歴史的価値がなくても好き

カンディンスキーの1911年よりも5年早く抽象画を描いていたスウェーデンの女性画家ヒルマ・アフ・クリント。彼女の生涯と美術史の関係、女性画家の立ち位置に踏み込むドキュメンタリー。

カンディンスキーもモンドリアンもクレーもかなり好みなのですが、その意味や歴史は知りませんでした。美術の見方や神智学が関係しているということや、シュタイナーの存在が関係していることは勉強になりました。

また、ポスターを見た時から彼女の絵が好きになったので、彼女の残した手記と絵画によって生物を緻密に描いたものから抽象画までその思想と背景が興味深い。
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