ショウジ

見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界のショウジのレビュー・感想・評価

3.5
ドキュメンタリーとしては人物像や創作の経緯などがまだよくわかっていなくて、固まっていない感じだった。降霊術を使用して創作していたとなると、今後も掘り下げるのなかなか難しそうだけれど…

カンディンスキーがシュタイナーにヒルマの作品を見せてもらってて、彼女の手法を作品に取り入れた(という名のパクり)かもしれないという話は、『草間彌生∞INFINITY』で検証されていた草間彌生が手法を複数の現代芸術家にパクられたっていう話を思い出した。本当、どいつもこいつも人の発想パクって創作して恥ずかしくないんだろうか。何十年、何百年先にバレたって痛くもかゆくもないって感じなのかな…いくら死んでても相当不名誉なことだと思う。

カンディンスキーの作品には魅力を感じないし実物を見てみたいとも思わないけれど、ヒルマ・アフ・クリントの作品は実物を見てみたいと強く思った。未来が視えていたのかと思うくらい現代においてもおしゃれだし、普通にグラニフとかでTシャツになりそう。
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