すごく楽しみにしていた作品なのですが、4分で離脱します。
4分20秒が限界でした。
もし、このレビューを読んでくださって
その気持ちがくつがえされるから観て！って教えてくださる方が居たらよろしくお願いします！
この作品告知で
この作品は日本政府が国民が75歳になった時に己の権利として死を選ぶ事ができるようになればっていう作品だと認識していました。
もしその認識で正しければ
その措置はすごく興味深いもので
私自身としては有りだと思っています。
なのですが、
冒頭シーンはこの措置に至るきっかけになるのかな？
障害者施設で血だらけの殺人犯。
増えすぎた老人で財政が逼迫した日本。
老人たち自身もそれを良いとは思っていないはず、国民性として日本人はお国のために死ぬ事を受け入れる性質がある。
だれかが老人が死ぬ事も必要だと口に出せるきっかけになればと
皆殺しにした雰囲気の鬼気迫る殺人犯が正義論を述べる。
作品の内容に繋がるなら良いとは思うんです。
でも、日本にはまだ
相模場殺人事件の事は鮮明ではないんですかね？
作中の犯人の思考とは違うものなのですけど、介護施設で45人殺した男。
「意思疎通のとれない障害者は安楽死させるべきだ」
「重度・重複障害者を養うには莫大な時間と時間が奪われる」
彼は正義として殺し、死刑判決後考えが変わる事もなく死刑執行を待っている。
この作品の冒頭が彼を擁護しているように捉えられかねないのがこわい。
死刑囚というのはおかしな事にファンがついたりします。彼を崇拝する人も現れます。
75年生きた人がもう終わりにしようとできる自由と、
身体が不自由で生まれてきた人が死を選ぶ自由はまた違うと思う。
医療や介護用品にはまだまだ未来があるのだから。
日本に相模原45人殺人事件があって、
そのうえでこの冒頭シーンは危険だし、
私自身重なって気分が悪かった。
きっかけは
お年寄りの自殺希望者が多いとか、
自分が生きてたら息子が不幸だからとかいう、自発的な所から始まってほしくて。
障害施設の大量殺戮がキッカケになったかどうかは観てないから
わからないけど、、
何かを変えたいと思う人が
誰かを殺して時代を変えるって
幕末じゃないんだから、やめようよ。
阿部元首相への殺人も1部美談になっていますが
話を、気持ちを、声を聞いてください。
犯罪からなにかを生まないでください。
私には冒頭シーンが本当に無理です。
危険すぎる。
現実にある悲劇をファンタジーに用いるのは悪趣味か、無知なのか頭を傾げる。
逆ならば
法で決めた事が秩序が乱れ
相模場殺人事件のような大量殺戮に繋がってしまったとするなら
世の中に必要となる作品になるべく作品で、危険ではないと思うんです。
なぜ年寄りが迷惑な社会でありけりなん？
