途中離脱。なのにレビューで批判をするのはフェアじゃないんですけど。
もう最初の方、倍賞千恵子さんがひとりで家でご飯を食べてるところ、あの場面で、お年寄りをかわいそうでみじめなものとして描く気まんまんなのにゲンナリ。ああそういうスタンスなのね、と思ったら、まともに観る気なくなった。
私、介護職17年やってますけど、あんな風に「生きててごめんなさい」みたいな顔してるじいちゃんばあちゃん見たことないです。みんな生きる気まんまんでわがままでのんきな人々です。
実際の介護現場では、40代で病気の後遺症によって介護認定された人が、70代の人に介護されることだってある。だから年齢で区切りすることそのものがピンとこなかったです。
本作を全部観てないからわからないけど、これは映画の批判とはまた別として。問題は、年寄りと若年層という、弱者の二項対立ではなくて、いかに庶民が権力を持ってる層に搾取されてるかってことのような気がするんですけどね。
