現代の高齢者は、こんな風な思いを持ちながら生活をしているのかとリアルな日常を感じさせられた。
死を選択させられる本人だけではなく、死の選択をした方に関わる周りの人にもその選択が影響を与えることを描いた描写は、高齢者ではない自分にとっても日本がプラン75が可決された時の自分を考えさせられた。
高齢者が日本にとってのお荷物でしかないという考え方は嫌いである。高齢者のための日本が与えるお金は確かに多いかもしれないが、高齢者がいてくれたからこその今があり、高齢者が自分たちを助けてくれる場面なんてものはいくらでもある。高齢者の人たちも素晴らしい人生をやり遂げ、私たちにもまだ生きていても日本の宝になっているという考えを持って生きて欲しいと感じた。例え世間が労働力としては使えないと判断されたとしても。
