GOODNIGHT

PLAN 75のGOODNIGHTのレビュー・感想・評価

PLAN 75(2022年製作の映画)
1.4
※賞を取ったということど、私は理解力がないという前提で書きます。

全然、意味がわかりませんでした。
邦画のアカン感じ全開のボソボソセリフに生活音、通にしかわからん感じ。
一見さんお断りこだわり居酒屋かって感じですわ。

◯問題提起
高齢社会の解決策として問題提起をしていることはわかったが、最終的な結論ははっきりいわない。
しかしながら、やっぱりダメだよねえ〜的な緩い結論に誘導しているのが日本映画的だ。
結論は視聴者に委ねている割にはほぼ答えを言っている。しかしそれは言葉やセリフではなく倍賞千恵子と夕陽というなんかめでたい感じの組み合わせである。何がいいたいんだろう。

◯アウシュビッツ
安楽死した老人達の荷物や衣服を選別しているシーンはまるでナチスのガス室前のようだ。多分、意識していると思う。けどその意図は不明。

◯青年
公務員の青年。おっちゃんが気掛かりのようだ。見殺しにした割には最後、葬式でもあげるつもりだったのか?なんでおっちゃんが気になったんか知らんけど。じゃあ止めたれや。。
だいたい酒って注文して、酒って出てくるかいな…。普通ビールとか焼酎とかいわんと注文できんくないか?
献血してるから本当はいい人だった?じゃあそうゆう社会奉仕をしてない人はプラン75で死ぬべきなんか?そうゆうことをいいたいのか?
◯オペレーターの女の子
アルバイトなんか社員なんかわからんけど、なんなん?ボーリング?
まあ、そりゃ人間は誰であっても詳しく話を聞けば情は移るわな。
家族は血のつながりだけじゃないんじゃないか?ってことでしょう。
彼女が倍賞千恵子を助けたんでしょうか?明白な描写はないけど、そーなんかね。ちゃんと自分の行動に責任をとってもらいたい。
◯フィリピーナ
よくわからん。子供が死にかけてるから金が必要らしい。それでフィリピン人のキリスト教集会で遺体処理の仕事をしているみたい。青年におっちゃんの遺体を託してチャリンコでどっかいった。
◯倍賞千恵子
まあ、主人公の婆さんですがアルバイト先を事実上のクビ(契約満期か?年齢制限か?)になり居住が難しくなり、生活保護も受けれず(なんで?)友人は孤独死して決断を下しました。しかしなぜか死ねず。
①夕陽を眺めながら途方に暮れる。(もはや生活必需品は何もない。家もない)
②夕陽から生きる活力を得る。(元気があればなんでもできる?)
物語は視聴者自身にぶん投げられて終了
◯産廃屋
どうも、ご遺体は産廃として処理されているようです。しかしなから産廃屋を悪くいうのは邦画のいつものパターンですよ。ジブリのぽんぽこの時にも書き殴りましたが、映画監督の主観でこうゆう明白な悪に公共の福祉に関わる産業を当てつけるのは本当にやめてもらいたい。
第三次産業にお勤めの方々からすれば産廃なんて汚らしくて馴染みがないのかもしれませんが、建設、工場などでは必ず発生してしまう産廃を適正に環境に配慮して処理しているなくてはならない産業ですよ?あなた方が今住んでいるマンションや勤めている快適なオフィスだって産廃を搬出しなきゃ存在してないんですよ?

遺体を産廃として処理してる??ありえない!!おっちゃんは俺が火葬するわ!

じゃあ、全員を火葬してやれよ!!エゴイストじゃねえか!!知らねえ誰かは産廃処理されて、てめえの親族は産廃はイヤってか!産廃業者だってイヤだけど公共の福祉のためには仕方ねえからやってんだろ。なんでこうゆう描写しかできないねん。
だいたいこの青年も、勉強不足ちゃいますか?遺体がその後どうなるかもわからんとプラン75を勧めているって。いい感じにプロ意識の低い若年公務員でしたわ。

◯まとめ
難しいテーマを扱っているとは思いますが、これにはいいも悪いもないと思います。
ただ、産廃業者で処理されるから嫌だ。って言う感情?は監督の個人的主観で代替案はないって言うのは半端じゃないですか。倍賞千恵子もあのラストで死んでないだけどもう死しか待ってないと思いますが。
最後に「どうしろって言うのよおお!!!」くらいの心の叫びがあればココロに刺さったかなあ。
終始、プロ意識の低い青年が職場の後輩クンみたいでイライラしました。

以上。
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