なくいら

僕はドナーのなくいらのレビュー・感想・評価

僕はドナー(2012年製作の映画)
4.0
無職だけど運は良い男が、ひょんなことから精子ドナーとなったら、実は”超優良精子”の持ち主だった…!

まず冒頭で『インドの精子ドナー不足は深刻である』とテロップが出ることから、インドでは自然妊娠が難しい実態があるのか…と何となく推察。
でも、実際病院に来る人たち、クリケット選手がいいだの美人がいいだの歌手がいいだの、妊娠がどうこうより、優秀な子が欲しいだけなの…?みたいに感じるし、医者は医者でお金の為にやってる感が強くて、何だかなぁ…という序盤だった。
そこから、インドあるある展開の一目惚れからの猛烈アタック、人種の違いによる家族の大反対、直面する夫婦の問題…と、どんどん引き込まれていき、ラストの展開には涙…😢

作中では、精子ドナーなんてバカじゃないの!?みたいな人ばかりで、何でそんなにみんな嫌悪感あるんだろうかと、ちょっと疑問だった。
見知らぬところで、自分の夫の子供や、自分の孫が存在しているっていうのがとにかく嫌なのかな?

そういう偏見や羞恥心をなくして、子供を望む家族の架け橋をかける大切さと、命そのものを考える良い作品であった。


叩き上げ俳優アーユシュマーン・クラーナーの映画デビュー作。さすがに今と比べると演技は芋かった笑
アユシュマンはこれを皮切りに、何かしらの問題を抱えていたり、マイノリティ男性の役をいくつも演じている(「結婚は大変」は勃起不全の男)作品も多く良い俳優なので、日本でも観れる作品もっと増えて欲しい。

そして何と言っても、エンドロールで突如現れるジョン・エイブラハムさん🤣突然すぎて我が目を疑った笑
ジョンさんは今作のプロデューサーもやってるようで。
いやーいきなりめっちゃ楽しいダンスエンディング始まったので、内容吹っ飛んだわ😂
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