イライライジャ

僕はドナーのイライライジャのレビュー・感想・評価

僕はドナー(2012年製作の映画)
3.5
金稼ぎに精子ドナーになったら子供が何十人も出来ていた話。もうこの時点でカナダ映画『人生ブラボー』のリメイクか元ネタが同じなのは一目瞭然だが製作側は否定している。(オリジナルは533人だが)
ジョン・エイブラハムが自らプロデュースしていてインドのタブーに切り込んだらしいが、個人的には既視感しかなかった。ただ本作が一番精子ドナー映画として素晴らしい出来。
そもそも誰しもが「子供が出来るとは限らない」わけだし、精子無双してた男が子に恵まれずに悩む側に立つのが良い。恋愛や仕事がうまくいっても不妊だけは自分の力ではどうにも出来ない。でも不妊のあなたは決して不幸じゃないよってメッセージに感動する。

パンジャブ人とベンガル人の価値観の違いの描写が面白い。大阪人と東京人の恋愛みたいなそういう感じ。