町蔵

レア・セドゥのいつわりの町蔵のレビュー・感想・評価

レア・セドゥのいつわり(2021年製作の映画)
4.2
1987年、ロンドン。フィリップはロンドンに亡命している有名なアメリカ人作家。彼の愛人は定期的に彼のオフィスに会いに来る。そこでふたりは愛し合い、議論し、逢瀬を重ねながら、女性たちについて、性について、反ユダヤ主義、文学について、そして自分自身に忠実であることについて語り合う…。原作はデプレシャンが敬愛する現代アメリカ文学の巨匠フィリップ・ロスの代表的小説『いつわり』。場所も人物も特定できず、映画化不可能とされていたこの原作からデプレシャンは優雅で心張り裂ける親密なる作品を生み出した。カンヌ国際映画祭コンペティション出品。

「本作はレアの完全なる自己投入に負うところが大きい。彼女は演じた役で自分自身について語っている」アルノー・デプレシャン
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