座頭市の業と人間性を改めて噛み締める一作。
今回のいっつぁんは供養のお参りに訪れてて、人を斬り続けてきた自分の業を自覚してるんだよね。だけど結局仕込み杖を抜いて誰かを斬らなければならなくなる、そんな…
なるほど。こりゃ確かに西部劇だわ。敵が馬賊だし、クライマックスはもろ「真昼の決闘」。そのために市に海を渡らせる(ったって四国だが)必要があったのか。とはいえ、これまで市の超人ぶりを散々見ているだけに…
>>続きを読む今まで人を斬った事を戒める為に四国八十八箇所の巡礼をしていた市(勝新太郎)。
人を殺めまいとしていた矢先いきなり斬りつけてきた英五郎(井川比佐志)を逆に斬り殺してしまった。
英五郎が乗ってきた馬に付…
てっきり中国にでも行くのか?と思いきや四国に行くだけ。
ストーリーは座頭市版『七人の侍』だが、山形勲演じる敵の憎々しさはこちらが上。
さらに、村人達の卑屈さや臆病さも強調されたものとなっている。
大…
シリーズ14作目、そんなに期待せずに観たがいやいや、今のところ千両首や血笑旅に並んで座頭市シリーズのベスト。
監督は池広一夫、彼の撮った座頭市はどれも素晴らしい。脚本には新藤兼人、だからかこれまでの…