猫そぎチャンスペロッテ

マーターズの猫そぎチャンスペロッテのネタバレレビュー・内容・結末

マーターズ(2007年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

監督/ パスカル・ロジェ
出演/ モルジャーナ・アラウィ(アンナ)/ ミレーヌ・ジャンパノイ(リュシー)/ カトリーヌ・ベジャン/ イザベル・シャス/ エミリー・ミスクジャン、

1970年代初頭フランス、少女リシューが彷徨っているところを発見されるが、、、それから〈15年後の銃撃〉が突然すぎて、、幸せのファミリーが恐怖のどん底へ堕ちていく、その理由も知らずに、なぜ⁉️親子四人をショットガンで殺しちゃったの‼️

かなり衝撃的な内容です、痛みや苦しみで辛くなります、
映像に《復讐》の狂気を感じる、(映るのは)何やらの一瞬のカット、そして、刺すのではなく刻む、ナイフで削る、

さらに、極限の肉体的・精神的虐待、栄養失調、脱水症状、座ったまま排泄するための穴、化膿が悪化していく身体、、、

しかし、事は《復讐》なんかではなく、もっと異なった痛みからの身体の〈変容〉または、生体の〈真理〉・・
地上の悪を引き受けて、みずからの身を刻み、死なないで、変容していく殉教者アンナ、

マドモアゼルの求める「変容」、、釈迦という言葉が出てきたが・・、しかし、理解はそこまでだった、場面展開が秀逸過ぎた、、
殉教者・証人になり得る選ばれた〈アンナ〉が到達した高みとは、何か❔

これ程グロで全体を覆っていて、哲学的・宗教的・生理学的に話をすっきりできるのは数少ない天才/パスカル・ロジェ監督しかいない、💗💕


たいへん興奮し、戦慄させられた映像体験は稀(マレ)であった♥️(オモロカッタ‼️💗)