何者かの拷問と監禁から逃れ孤児院に入ったリュシーは同室のアンナと仲良くなるが幻覚に苛まれ自傷行為を行う日々。
成人になったある日新聞で犯人を発見したとその家族を虐殺。
愕然としながらもアンナはリュシーのため穴を掘り
死体処理をするが、偶然に隠し部屋の存在に気付き、、、
嫌な予感の通りに進行する。
犯人側の目的は拷問の末に殉教者を作る事。
私情を挟まないことが慈悲とすら思っている感がある。
それゆえ犯人側の暴力は妙に機械的で憎悪の矛先に困る。
胸糞というよりやりきれなさが胸に残る。
前半の組み立てが本当に絶妙でただ拷問を受ける後半に見入ってしまう。
完璧な進行といっていいかも。
凄い映画です。