山田セブンティーン

マーターズの山田セブンティーンのネタバレレビュー・内容・結末

マーターズ(2007年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

事前知識としてキリスト教の考え方があるとわかりやすいと思います。

ハリウッド版よりこちらの方をおすすめ。(内容が変わる)

前半はスプラッタ描写が多く目を覆いたくなりますが、
話が進んでいくうちに死後の世界を見るために生死ギリギリのラインを攻める拷問が始まります。

途中の暴力シーンは不要では?と言う意見がありますが個人的には
現世への未練を断ち切るために必要な事だと思いました。
全てを受け入れたタイミングで最後の『仕上げ』をする必要があった、ということでしょう。

マーターズとは『殉教者』。
殉教(じゅんきょう)は、自らの信仰のために命を失ったとみなされる死のこと。
殉教者を、神と人間を仲介できる存在、聖人と位置づけて祈りの対象とした。

様々な拷問を耐え殉教者の再現を試みる謎の教団。

苦痛に耐えた先に楽園はあるのか?
スプラッタホラーではなく宗教的、精神的な映画としてぜひ観てみてください。おすすめです。