何百本とホラー映画を見てきて、これほど絶望感と嫌悪感を感じた映画は初めてです。
個人的オールタイムベスト映画の1本です。
映画が観客の色々な感情を揺さぶるとして、感動することは当然のように賞賛され、名作とされます。
だったら嫌悪感や絶望感をここまで引き出してくれた本作も間違いなく名作でしょう。
これ以上グロかったり、ストーリーがあってないような悪趣味映画も沢山ありますが、それらはもう見世物小屋のようなもので、これほどギリギリのところでちゃんと映画になっている映画は初めて観ました。
この映画には、人生は苦痛の連続であって、苦痛を越えるためにはどうすれば良いのか、また苦痛を超えた先には何があるのか、というテーマがあるのですが、それを表現するために、よくもまあこんなに胸糞悪い映画を作れたもんです笑
かなり精神的にくるので、安易に人にオススメはしませんが、ホラー映画の歴史に名を残す1本であることは間違いありません。