ばっしぃ

(ハル)のばっしぃのレビュー・感想・評価

(ハル)(1996年製作の映画)
3.6
Windows95が出て人々がパソコンを使い始めた頃の物語。パソコン通信でのネットワーク空間でのつながり方、匿名性の付き合いの走り、現実空間とネットワーク空間のバランスなど、当時の環境や時代背景、空気感をうまく切り取っていて、今となっては記録映画としても貴重。そういう映画をいち早く撮って世に出した森田監督はやはりすごい。
当時はパソコン通信なんてちょっと馴染めないと思ってこの映画も敬遠してましたが、今見るとまだまだ自分の言葉を大事にしているし、時間の流れ方も落ち着いていた。よくも悪くも時代の転換期だったのだろう。
ばっしぃ

ばっしぃ