クリーチャー好きにはたまらないドキュメンタリー。
大好きな映画に登場するクリーチャーたちは、高度な技術を持った職人たちの汗と涙の結晶でできていた。
クリーチャーデザインの仕事はとても楽しそうだが、実際みんなすごく苦労している……決して楽しいだけではない世界だ。
デザイナーも制作も撮影も役者も、それぞれが生み出されたクリーチャーと(良い映画を作るために)激しく戦っていた。
後半では時代と共にクリーチャーデザインの方法もガラリと変わり、レジェンドたちが取り残されないよう適応するのに苦労する話も出てくる。
ものづくりがいかに容易でないか、しかし同時にいかに魅力的であるかが赤裸々に語られる。
観客の心を掴んで離さないクリーチャーが、映画業界の若手によって今後も生み出されることを期待する。
