映画の非現実的存在はどのように作られていたのか。クリーチャー映画の舞台裏の変遷を軽快なジョークを混ぜながら紹介してくれるドキュメンタリー。エポックメイキングな作品のピックアップ、名高いクリエーター達の生の声が嬉しい。
スクリーンに映し出される過程において、イラスト・模型による想像出力から始まり特殊メイク、コマ撮りによる動作表現、アニマトロニクス、CGといった界隈の変遷は勉強になります。遊星からの物体Xとジュラシックパーク、ターミネーター2は表現技法の観点において業界に衝撃を与えてたという点は目から鱗。デジタル・アナログの強みと弱点の指摘はなんとなく個人的に感じていたふんわりとした思いを言語化してもらえたような。アニマトロニクス＆CGを両立させたジュラシックパークのように、制作サイドは意固地に一つの技術に偏ったり、無理に合わない技術を当てはめようとするのでなく適材適所を見極めていって頂きたいですね。
